WPC、WPI、WPHって何?
どのプロテインを飲めばいいの?
おススメを教えて!
この記事ではこのような疑問にお答えします。
✔記事の内容
・WPC、WPI、WPHとは?プロテインの種類を解説
・【WPC、WPI、WPH】どれをとればいいのか解説します
・製法別おすすめプロテイン
この記事を書いている自分は、筋トレ・プロテイン摂取歴10年ほどです。
初めての人にもわかりやすく解説していきます。
それでは見ていきましょう。
WPC、WPI、WPHとは?プロテインの種類を解説
WPC、WPI、WPHはプロテインの種類です。
WPC : Whey Protein Concentrate(濃縮乳清タンパク質)
WPI : Whey Protein Isolate(分離乳清タンパク質)
WPH : Whey Protein Hydrolysate(加水分解乳清タンパク質)
全て牛乳からできているホエイプロテインですが、
違いは製法です。
まずホエイプロテインは、牛乳から脂肪分や固形成分を取り除かれてできます。
※残ったものは乳清と呼ばれます。
そのあとは、次の工程でわかれます。
WPC(コンセントレーション)は乳清をフィルターで濾過して、濃縮したもの
WPI(アイソレーション)はそのWPCをさらに濾過したもの
WPH(加水分解)は酵素でプロテインをペプチドまで分解したもの
※ペプチドとはプロテインが分解されたもので、プロテインに比べて吸収早いです。ちなみにペプチドをさらに分解するとアミノ酸になります。
タンパク質含有率と、吸収しやすさ、コストはこんな感じです。
タンパク質含有率 WPC<WPI、WPH
吸収速度 WPC<WPI<WPH
コスト WPC<WPI<WPH ※右に行くほど高価
純度を高めている分、WPIとWPHがタンパク質含有率・吸収速度が良いです。
ただ加工にコストがかかる分、WPCが最も安価となります。
次に各々の特徴を見ていきます。
WPC : Whey Protein Concentrate(濃縮乳清タンパク質)
・プロテイン含有率75~85%
・ビタミンやミネラルを含む
・乳糖も含む
・値段は低め
3種類の中では最も他の成分が残っているプロテインです。
ビタミンやミネラル、脂質や炭水化物も残っています。
そのためプロテイン含有量は比較的低めです。
乳糖が残っているので、牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする人(乳糖不耐症)は、
WPCを飲むとお腹がゴロゴロする可能性ありです。
ただ加工は比較的簡単のため、お値段は最安です。
人気のプロテインとなります。
WPI : Whey Protein Isolate(分離乳清タンパク質)
・プロテイン含有率90%以上
・低脂質、低糖質
・乳糖がほとんど残っていない
・値段は高め
WPCをさらに濾過して純度を上げており、プロテイン含有量はトップクラス。
余分なものも取り除かれており、脂質・糖質は低めです。
乳糖がほとんど除かれているので、乳糖不耐症の方も安心して飲めます。
加工に手間がかかっているので、お値段は高めになります。
個人的には一番おすすめのプロテインです。
WPH : Whey Protein Hydrolysate(加水分解乳清タンパク質)
・プロテイン含有率はまちまち
・吸収が早い
・値段高め
加水分解により吸収スピードが最も速いプロテイン。
プロテイン含有量は製品によりまちまちですが、90%程度のものが多め。
加工の手間がかかっており、お値段高めです。
以上各々の説明となります。
どれを飲むべきか、見えてきたと思いますが、簡単に載せておきます。
どれをとればいいのか解説します
1.コスト重視はWPC
コスト比較を簡単に載せます。※マイプロテインより比較
製法:WPC Impact ホエイ プロテイン 1,000g 5,190円
⇒ 5.19円/g
製法:WPI Impact ホエイ アイソレート 1,000g 7,490円
⇒ 7.19円/g
製法:WPH 加水分解 ホエイプロテイン 1,000g 5,890円
⇒ 5.89円/g
WPCが最も安いです。
WPHが最も高いイメージでしたが、マイプロテインではWPIの方が高いようです。
安さ重視であれば、WPC一択でしょう。
2.タンパク質を多くとりたいならWPI(迷うならWPI)
基本的にWPIが最もタンパク質含有量が多いです。
こちらも比較を見てみましょう
製法:WPC Impact ホエイ プロテイン タンパク質21g/1食25gあたり
⇒ 84%
製法:WPI Impact ホエイ アイソレート タンパク質23g/1食25gあたり
⇒ 92%
製法:WPH 加水分解 ホエイプロテイン タンパク質24g/1食30gあたり
⇒ 80%
WPIが92%でトップです。
小さな差ですが、毎日飲むプロテインで数g違うと、積み重ねが大きな差をもたらします。
万人におすすめはWPIです。
迷ったらこれを選びましょう。
3.吸収スピード重視ならWPH
最初の説明と重複しますが、WPHは加水分解によりプロテインをペプチドまで分解されます。
吸収速度はプロテイン<ペプチドですので、他のプロテインよりも早く吸収されます。
運動直後のプロテインは筋トレ効果を高めると言われています。
ホエイプロテインは吸収が早いですが、そのホエイの中でもWPHは最も早い。
吸収スピードを求めるならWPHです。
製法別おすすめプロテイン
製法別のおすすめプロテインを載せます。
参考にしてみてください。
WPC : Whey Protein Concentrate(濃縮乳清タンパク質)
WPI : Whey Protein Isolate(分離乳清タンパク質)
WPH : Whey Protein Hydrolysate(加水分解乳清タンパク質)
まとめ
簡単にまとめると
・WPC、WPI、WPHはホエイプロテインの製法の違い
・コストはWPC、タンパク質はWPI、吸収スピードはWPH
・おすすめはWPI
です。
種類がわかるようになると、自分がとるべきものがわかってきます。
実際には、メーカーによって味や成分も異なりますので、いろいろ試していくといいと思います。
プロテインは毎日とるものです。
是非お気に入りを探してみてください。
皆さんの筋トレライフを応援しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメント